月に一度、四谷に出現する南三陸バルとは。

普段はソーセージと冷奴くらいしか出ないという四谷バル。そんなバルに最近ある変化が起きているという。


ウニ、ホヤ、ホタテが並ぶ四谷バル

殻付きのウニ、剥きたてのホヤ、プリプリのホタテ。新鮮な海の幸が所狭しと四谷バルの店内に並んでいる。日本酒を片手に海の幸を頬張るお客たち。都内ではなかなか食べることのできない鮮度が抜群の海産物たちである。この日のメニューはホヤのガーリックオイル漬け、ホタテのカルパッチョ、生ウニ、小エビと海苔のかき揚げなど、夏が旬のウニ、ホヤ、ホタテをメインにした10種類。


仕掛け人は宮城県出身の一人の女性

「月に一度、南三陸の食材を都内で提供するイベントをやりたい」一人の女性からそんなオファーをもったのは1年前。宮城出身、会社員として都内で働いていたものの、震災後1年間南三陸で働いていた彼女。数十年ぶりに帰ってみて初めて、何もないと思っていたこの地域が、綺麗な海や山や空、春のワカメや夏のウニ・ホヤ・ホタテ、秋は秋刀魚に鮭にイクラ、冬のアワビと牡蠣、、豊富な海産物や美味しいお酒、全てが資源の町だということに気づく。昨年再び都内に戻ってきたものの、南三陸で体感した食材の美味しさが忘れられなかった彼女。巷で流行りの「地域おこし」ではなく、単に良いものを周りの人に知ってもらいたい。そんな想いを胸に、常連として通っていた「四谷バル」にイベントの共同運営を依頼する。



一緒に企画し、運営するスタイル

最初の開催から1年を迎える南三陸バル。単にスペースを提供するだけでなく、一緒に企画を考え料理を提供するというイレギュラーなスタイルを取っている。毎月、南三陸の旬なものを中心に主催者である彼女とメニューを組み立て、毎回ごとにイベントの構成を考える。イベントにおいて一番大切にしているのは「体感してもらえること」。当日は主催の彼女自らその場でウニを殻から外し、ホタテを剥き、ホヤを捌き、、目でも楽しめるライブパフォーマンスを繰り広げてくれる。彼女の指導のもと体験して頂くのも可能だ。過去の実例、イベントの詳細はこちらのHPからご覧いただける。


四谷バルの新たな試み

目指すのは都内の魅力を地方で伝える場になること。

地方の特産物を東京で売り出したい、東京から集客したい、地方の良さを都内でPRしたい。そんな想いを持ちながらもコストも人手もかけられない地域事業者さまへ、まずは小さな一歩のお手伝いになれば。更に詳しい情報はこちらから。四谷バルは都内と地方の架け橋を目指す。



都内と地方を結ぶ : 結びバル

イベント詳細 : 恋する南三陸バル 


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