四谷バル、地上波デビュー

四谷バルが戦後の川崎に

フォトジェニックで名を馳せ、数々の撮影に場を提供する四谷バルであるが、ついに日の目を見る時が来る。時間にしてわずか1分程度。某テレビ局のバラエティ特番に四谷バルの象徴的存在である緑の屋根と煉瓦造りの壁が映し出された。


昭和の香りの似合うバル

「四谷バルをロケで使わせて欲しい」ある日そんな話が飛び込んでくる。日本の歴史に名を刻んだ偉人を紹介する2時間のバラエティ特番。静岡県の伊東市に拠点を構えるかの有名なハトヤグループ。その創業者である原口氏。とある喫茶店での出会いがきっかけに、彼はホテルをオープンし、その後事業を拡大していくことになる。彼が事業を始めるきっかけとなったその喫茶店のシーンの撮影地として四谷バルに白羽の矢が立ったのだ。

時代設定は昭和の香りの漂う戦後。40年以上前に喫茶店としてオープンし、その後何人ものオーナーの手を渡り歩いた四谷バルであるが、業態は変われども内装は当時と全く変わらないまま。この時代にありながら昭和の香りを感じさせる稀有な建物なのである。



昼間でも自由に使える店内

四谷バルのもう一つの最大のメリット。それは夜間に限定した営業スタイルをとっていることである。疲れた社会人を灯りともして待つ宿り木、それが四谷バル。ゆえに昼間は空いている。それが功を奏した。NGを何回出しても大丈夫。時間の制限もなく自由に撮影できる。昭和のシチュエーションでのロケ地候補をお探しのAD及びリサーチ会社の方々は是非ご検討頂きたい。




0コメント

  • 1000 / 1000